お金のことって不安ですよね。子どもの教育費、老後の年金、本当に大丈夫かなと。
私は自分でもファイナンシャルプランナー3級の資格を取ったのですが、しっかりとは分析できず不安なまま。それで、結局プロのファイナンシャルプランナーに相談しました。しかも、1社ではなく3社に。
無料相談は怪しいのではないかと不安でしたが、我が家の家計や老後の生活を分析してわかりやすく説明してくれました。追加費用はかからないし、無理な勧誘もありませんでした。
それ以来、数年おきにファイナンシャルプランナー無料相談を活用していて、これまで3つの会社の無料相談を受けました。
この記事でわかること
・ファイナンシャルプランナーとは
・無料相談のメリット・デメリット
・無料相談の流れ
・無料相談の注意点
目次
ファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャルプランナー(FP)は、保険、年金、投資などついての幅広い知識を持ったお金の専門家。
相談者から収支・負債・家族構成・資産状況などの情報を聞いて、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランに合った資金計画やアドバイスをしてくれます。
ファイナンシャルプランナーは略してFP(エフピー)とも呼ばれ、ファイナンシャルプランナーになるには資格試験に合格しなければなりません。
家のお金のことと言えば、家計簿。毎月の家計簿はなんとかつけられても、子どもの教育や老後の生活なども関わってくる長期的な資金計画を考えるのはなかなか難しいですよね。
でも、ファイナンシャルプランナーに相談すると、現状の家計を把握して、子どもの成長や家族の変化、また夢や目標などに沿った生活設計のアドバイスをしてくれます。
無料相談のメリットは?
「ファイナンシャルプランナーの無料相談」はいろいろなところがやっていますが、「無料は怪しい」という感じがしますよね。
私もそうでした。でも、思い切って相談してみたらとっても良かったです。
一番良かったと感じたのは、お金に対する漠然とした不安が晴れたこと。
まず、自分だけでははっきりわからなかった家計の状況が具体的にわかるようになりました。私はお金の不安が強くて節約し過ぎるタイプでしたが、相談後はレジャー・娯楽にもお金を使って楽しめるようになりました。
また、子ども二人が私立/公立の学校に進学した場合や、家の賃貸を続けるか、購入するかなど、いくつかのプランでシミュレーションをしてもらえたので、未来が具体的にイメージできるようになったのも良かった点です。
無料相談を受けるまでは「家計はたぶん大丈夫なんだけど…」という程度でしたが、ファイナンシャルプランナーのていねいな分析資料を見たり、説明を聞いたりしたことで「これなら大丈夫だ!」と確信できたので、気持ちがとても楽になりました。
無料相談のデメリットは?
初めての無料相談を受けた時は、強引に勧誘されたり、何か買わされたりしたらどうしようという不安がありましたが、そんなことは一切ありませんでした。
これまで3つの会社のファイナンシャルプランナー無料相談を受けてきましたが、どこも親切。
保険を紹介されたり、さらに詳しいシミュレーションを有料でできますよといった案内はありましたが、「案内」であって「勧誘」ではありませんでした。
紹介されても、私には必要ないと思ったので断りましたが、それでなんの問題もなし。
仲良くなったファイナンシャルプランナーの方に、率直に「なんで無料なんですか」と聞いてみたことがあるんですが、そうしたらこんなことを教えてくれました。
ファイナンシャルプランナーとの相談が無料なのは、提携している保険会社などからの手数料を貰っているからなんだそうです。
無料相談に来た相手が紹介した保険の契約をすると、保険会社から成功報酬をもらうというわけです。
でも、「だったら無理矢理おすすめの保険に入れと言われるんじゃないの?」と不安になるかもしれませんが、それは間違い。
「あそこの無料相談は強引だ!」という悪い評判が出ると、もう相談者すらいなくなってしまいます。
そうではなく、「あそこの無料相談はいい!」という良い評判が立つことで、相談者が増え、そのうちの何割かが契約してくれることで手数料が入るようになるのです。
さらに、相談したファイナンシャルプランナーを信頼してもらえれば、さらに詳しい有料相談に進む人もいますし、老後まで定期的に相談できる長期契約をする人も出てきます。
ファイナンシャルプランナーと相談者が良い関係になることこそが利益に繋がるので、強引なことはしないというわけなんです。
無料相談の流れ
では、実際に無料相談をするとどんな流れで、どんなことをするのか。私の体験談からご紹介します。
相談予約をする
まず、ホームページから予約を入れます。
日時や相談場所の希望、ファイナンシャルプランナーは女性がいいか男性がいいかなどを選ぶことができます。
相談場所は、自宅や勤務先ではなくカフェやファミリーレストランがおすすめ。信用できる相手だとわかるまでは、個人情報は知られないほうがいいですからね。
私は毎回ファミリーレストランで相談していましたが、最近はオンラインで相談できるところも増えていますね。
ヒアリングで情報提供
家族構成や仕事、貯金や投資、保険などについてファイナンシャルプランナーの人が聞き取っていきます。
食費は毎月いくらぐらいですかとか、保険はどんなものに入っていますかなど細かく聞かれるので、家計簿や保険証書など、家のお金に関わる資料を持って行っておくといいですよ。
現状を聞き取ったら、理想の生活や将来設計についても聞かれます。
例えば、外食や旅行はどのぐらいしたいかや、趣味にどのぐらいお金を使いたいか。子どもの進学は私立を考えているか、公立を考えているか、家はいつか買うつもりか、賃貸を続けるかなどなど。
答えるのに結構悩んでしまいますが、こういう話をすることで将来がまた一つ具体的になります。自分だけで考えるとあやふやな将来設計が、プロの人と話すことではっきりしていきますよ。
でも、将来設計がしっかり決め切れなくても大丈夫。
私の場合、子どもが将来私立に行くか公立に行くかなどはわからなかったのですが、ファイナンシャルプランナーの方が、二人が私立に進んだ場合と、二人が公立に進んだ場合、一人は私立、一人は公立に進んだ場合の3種類で将来設計をしてくれることになりました。
ライフプランの作成と説明
2回目は、ヒアリングしたデータをもとにファイナンシャルプランナーがライフプランの資料を作って来てくれます。
例えば、3年後に子どもが進学すると年間授業料が大体このぐらいで、その頃仕事の給料はいくらぐらいになっているから(計算で予測されていました)、いくらぐらい貯金を取り崩すことになりますよみたいな。
この長期的な家計の収支を見ることで、何年以内にあといくら貯金しておく必要がある、その貯金をするためには、今いくら節約する必要があるといった具体的に必要なことがわかってきます。
現実を突きつけられるようで、危機感を感じたり安心感を得たりですが、現実を知ることは大事ですよね。
コンサルティング
できあがったライフプランを基に、コンサルティングをしてくれます。例えば、もし〇年後に配偶者が亡くなると、子どもの教育資金が〇円足りなくなるから、こんな保険に入っておくといいですよのような。
でも、紹介されたからと言って、入らなければならないわけではありません。
もし「いますぐ契約しろ!」と迫るファイナンシャルプランナーがいたら、それは悪徳なので二度と会わないでおきましょう。
私はこれまで3つの会社のファイナンシャルプランナー無料相談を受けていますが、大体どの会社も複数の提案をしてくれます。「これがいいです!」というよりも、「こんなのとか、こんなのがありますよ」みたいな。
また、3社目の無料相談の時には、我が家のライフプランはかなり整っていたので、「今のままで大丈夫です」と言ってくれました。
無料相談の注意点とコツ
無料相談で注意したいのは、ファイナンシャルプランナーが提案したものをなんでも「はいはい」と受け入れないこと。
ファイナンシャルプランナーは、相談者に必要な保険商品などを紹介してくれます。プロが勧めるのだから入ったほうがいいんだろうなあと思うかもしれませんが、一度しっかり自分で考えることが大切。
よく考えずに「はい、わかりました」となんとなく契約してしまうと、後になって「あまり気は進まなかったけど、入ってしまった…」と後悔してしまうかもしれません。
相談した側には、断る権利があるし、考える権利があるんです。
相談に行ったら資料をもらって、家で数日考えて、自分でも本当に必要だなあと思えたらファイナンシャルプランナーの提案を受け入れましょう。
そして、「ちょっと違うかな」と思うなら、断っていいんです。別の無料相談でセカンドオピニオンを聞くのもいいです。慌てる必要はありません。しっかり考えて自分で決断しましょう。
まとめ
3つの会社のファイナンシャルプランナー無料相談を受けた私が感じたメリット、デメリット、具体的な流れを紹介しました。
ファイナンシャルプランナー無料相談は怪しくないので、ときどき活用して家計の把握に役立てるといいですよ。ただし、「無料相談の注意点とコツ」はしっかり読んで、相手に流されないようにしてくださいね。