知恵と学び

50代におすすめの本|小林昌平『その悩み、すでに哲学者が答えを出しています』で一気に悩みを解決

 

孔子は「四十にして惑わず」と言いましたが、50代になっても悩みや迷いは尽きません。

しかし、それは自分だけではなく、なんと紀元前に生きていた人も同じだったようです。

「お金持ちになりたい」
「人の目が気になる」
「ダイエットが続かない」

こんな現代の私たちと変わらない悩みに、何千年も前からソクラテスやカント、フロイトといった名高い哲学者や宗教学者、心理学者が答えを導き出そうとしていたんだそうです。

小林昌平氏の『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』は、そんな人類永遠の悩みとその解決策のヒントが得られる本です。

こんな人におすすめ

・仕事や人間関係に悩んでいる人

・人生や将来に不安を感じている人

・悩みや不安を解決する糸口がほしい人

・哲学者や心理学者のアドバイスを知りたい人

 

人類は常に悩んでいる


出典:カラパイア 不思議と謎の大冒険

上の写真は、大英博物館に展示されている紀元前1750年頃の楔形文字の粘土板です。

なお
何が書いてあると思いますか?
ありがたい教えとか、ものすごい発見につながるような史実とか?

解読してみると、粗悪品を買わされた客からのクレーム。

「ばかにしやがって、金返せ!」みたいなことも書いてあるそうです。

それから、古代の紙、パピルスには上司の部下への愚痴が書かれていたとか。

何千年も前から、腹の立つこともあれば、愚痴りたいこともある。いつの時代の人も悩みがあったんですね。

「みんな悩んでいるんだ」と知るだけでも、なんだか気持ちが軽くなるような気がしませんか。

悩みに取り組む賢者たち

悩みを抱える人がいれば、それに答えを出そうとする人もいます。

哲学者や宗教学者や心理学者など、そうそうたる人たちが悩みに対する答えを導きだそうとしていました。

目次を少しご紹介すると、

「お金持ちになりたい」⇒マックス・ウェーバーが答えを出しています。

「緊張してしまう」⇒ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が答えを出しています。

「ダイエットが続かない」⇒ ジョン・スチュアート・ミルが答えを出しています。

「恋人や妻(夫)とけんかが絶えない」⇒ゲオルク・W・F・ヘーゲルが答えを出しています。

「やりたいことがない。毎日が楽しくない」⇒道元が答えを出しています。

「重い病気にかかっている」⇒ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが答えを出しています。

こんな感じです。

どの時代も、人の悩みは変わらないなあと思わされますね。

では、賢者たちの出した答えで、特に私がなるほどと思ったものをいくつかご紹介します。

「将来、食べていけるか不安」⇒アリストテレスの答え


出典:ウィキペディア

何が起こるかわからない世の中、お金のことは常に心配ですよね…。

でも、アリストテレスは言います。

何が起こるかわからないからこそ、「今この瞬間のやりたいこと、やるべきことに集中せよ」と。

やりたいことをやってればお金は入るの?
お金のためなら我慢して働かないといけないんじゃないの?と反論したくなりますが、アリストテレスは続けます。

自分が向いていると心から感じられる作業に全力で打ち込み、充実した手ごたえを感じながら毎日を生きている人を、世界が放っておくことはないでしょう。
『その悩み 哲学者がすでに答えを出しています』p23

確かに、生き生きしている人は魅力的で、そういう人の周りに人は集まってきますよね。

つまんない、面倒くさいばかり言っている人からはネガティブオーラの影響を受けそうで、近くにいたいとも思いません。

人が集まるところにお金は生まれるのだから、人が集まるような自分になる。
そのためには、自分のやっていることを楽しんで生き生きと生きる。

お金のことが不安だから働くのではなくて、楽しみながら生きることでお金の不安がなくなるということです。

確かに私も、フルタイムで働いていたときは家賃や教育費の不安にせかされるように必死で働いていましたが、お金の不安は消えませんでした。もっと稼がないと、もっと貯めないと、もっと増やさないとと、頭の中はお金、お金、お金。

でも、自分の人生の優先順位を見直して、家族との時間、趣味の時間を大切にしようと働き方を変えたら、子どもや家族との幸せな時間が増えて、毎日が楽しいと思えるようになって、お金の不安はずいぶん減りました。

お金を目的にするのではなく、楽しむことを目的にすることが大切なんですね。

アリストテレスの答え

快楽は本来「活動」にほかならず、それ自身目的なのである。

 

 

「自分の顔が醜い」⇒ジャン= ポール・サルトルの答え


出典:ウィキペディア
顔のことだけではなくて、背が低いとか、運動が苦手とか、頭が良くないとか、誰しもコンプレックスがあると思います。

フランスの哲学者ジャン= ポール・サルトルは、自身が背が低く、また斜視という外見上のコンプレックスを持っていました。そのため、当然女性にももてなかったのですが、そこでくじけなかったのがサルトル。

「ブサイクだけどもてるインテリ」となるべく、考えを深めていきます。

そして、たどりついたのが他の生き物とは異なる人間の本質です。

人間とは「自分とは〇〇である」という思い込みにとらわれずに、あらゆる自己イメージから自分を解き放って、自分の可能性を開いていける存在です。この今ある世界に偶然投げ出された人間が、現に存在するこの自分を、たえず乗り越えていくことができる存在です。自分で未来を選択し、こうなろうという気概をもち、自分自身を何かになろうという「プロジェクト」にすることができる生きものなのです。
『その悩み 哲学者がすでに答えを出しています』p78

人間は考え方も生き方も自由に選んで生きることができます。それなのに、「私は〇〇だからできない。」と思ってしまうのは、自分がその考え方を選んでしまっているからなんです。そう「思い込み」です。

私は、運動が大の苦手で、走れない、泳げないと思っていました。
実際、できませんでしたし…。

でも、40歳を過ぎてから走ることや泳ぐことにチャレンジしてみたら、2年後にはトライアスロンに出られるようになりました!それ以来、どんどん思い込みに気づくようになり、それを壊していってみようと思えるようになったのです。

まずは、自分を苦しめている悩みやコンプレックスは「思い込みじゃないのか」と気付くこと、そして、とにかくやってみること。
そうすると、世界が変わって見えてきます。

サルトルの答え

人間とは、彼が自ら創りあげるものに他ならない。

 

 

最後に

多くのヒントや気づきが得られる本でした。

哲学書や心理学の本は読みにくいイメージがありますが、この本はとても読みやすくまとめられています。注釈に学問的な解説もついているので、そこにも目を通すと読みごたえもありますし、更に深く学びたいと思えば、関連書籍も紹介されているのでより知識が広がっていくと思います。

先人に悩みの答えのヒントをもらってみてください。

なお
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