50代の楽しみ

筆文字とパステルの魅力は「心のマッサージ」思い込みを緩めて自己肯定感アップ

筆文字とパステルの魅力

筆文字やパステルで何か描いてみたいけど、難しいんだろうなあ…
なお
そんなことはありません!私は字も絵も苦手でしたが、すっかりはまりました!

筆文字やパステルは、字がうまい人、絵が得意な人でなければできないと思うかもしれませんが、それは違います!

筆文字は書道と違って正解がなく、ヘタウマが味になります。また、パステルも型を使ったり、指を使って描いたりするので絵心がなくても描けるのです。

その「正解がない」「絵心がなくてもいい」筆文字とパステルは、たくさんのコンプレックスを持ち、自己肯定感の低い私を救ってくれました。

この記事では、筆文字とパステルのはかりしれない魅力をお伝えしたいと思います。

筆文字は正解のない世界

まず、いくつか筆文字の作品をご覧ください。


これは、私が筆文字とパステルを習って数回目に描いたものですが、それなりに作品っぽくなっていると思いませんか?

「もともと美術が好きだったんじゃないの?」と思われがちですが、まったく違います!私は書道が好きだったわけでも、絵が好きだったわけでもありません。むしろ苦手でした(正確には、苦手だと思い込んでいました)。

そんな私でも、数回習うとなんとなくいい感じの作品ができてしまうのが筆文字&パステルなんです。

それはなぜか?

まず、一つ目の理由は「筆文字には正解がない」という点です。

とがった字、かすれた字、かわいい字、コロンとした字、いろんな字体があっていい。好き嫌いはあるかもしれないれど、どれがうまいとか下手とかは言えないアート、それが筆文字です。

私が初めて筆文字を習いに行ったとき、何名かの方と一緒に一日かけて色々な線を書いたり、たくさんの字を書きました。すると、同じ字を書いても出来上がったものは違うし、お手本を見て書いてもやっぱりどこか違いました。

同じものは一つもないし、しかも正解もない。

隣の芝生はよく見えるので、自分の字より誰かの字の方がうまく見えたりもしました。でも、ほかの誰かはあなたの字はいいねと言ってくれました。

「みんな違って、みんないい!」その言葉が何度も頭の中に浮かびました。

筆文字を描くことで、自分自身に厳しく、正解するのが当然、間違うのは最低のような意識が変わっていきました。書き続けるうちに、心が溶けて柔らかくなっていったのです。

パステルは失敗のない世界

絵が苦手でも作品ぽっくなってしまうもう一つの理由はパステルにあります。

パステルは型紙があるので自分で一から描く必要はなく、しかも消せるので失敗しても大丈夫なんです。

私は「パステル」というものを知りませんでした。

筆文字教室で「文字の横にちょっとパステルで丸を描くだけでも雰囲気が変わりますよ」と言って、先生がパステルを指でごしごし、紙の上でくるくるしているのを見て、初めて「パステル」を知ったのです。

初めて見たときは、「何それ? 指? 丸?」と不思議でしたが、「ちょっとのことで、筆文字作品がいい感じになってる!」という驚きにすぐに変わりました。

早速調べてみると、パステルには型紙があるだから描けなくても、なぞればいきなりなんとなく絵になる。しかも、パステルは消せるだから、間違い恐怖症の私でも大丈夫だということがわかりました。

昔から絵心もセンスもまったくない私だけど、これならできそうということで習ってみたのですが、パステルと型紙と消しゴムだけで、初めてでもびっくりするぐらいの作品ができました!


パステルも筆文字同様、正解はありません。

描きたいように描けばいい。消したければ消せばいい。なんのルールも緊張感もないのに、出来上がってみるとなんだか素敵。

そんな気楽なパステルは、更に心を溶かしてやわらかくしてくれます。

筆文字とパステルは「心のマッサージ」

筆文字とパステルの魅力に取りつかれて以来、毎日のように描いているのですが、描いた後はいつも気持ちがすっきりしています。まるで運動をした後かのような爽快感すらあります。

なぜか?

それは、筆文字とパステルが心をマッサージしてくれるからだと思います。

描いていると、

「なんか違う。」
「もっと大きく描きたい。」
「まっすぐじゃなくて、斜めに描きたい。」
「色はこっちのほうがしっくりする。」
「パステルでここに色を入れたい。」

などなど、どんどん自分の心が話しかけてきます。


正解のない世界で、自分が納得するものを描く過程は、誰かの目を気にして描いている時間ではなく、自分の気持ちに耳を傾けて、「自分」を表現する時間です。

日常に追われていると「何をしたいのかわからない」「何が好きなのかわからない」となりがちです。

でも、筆文字とパステルを描いていると、「この形じゃない」「この色じゃない」が比較的はっきり出てきます。色や形が右脳(感覚)を刺激してマッサージをしながら、そのことに気づかせてくれます。

そして、ちゃんと「自分の好き」があることに気づくことができるのです。

筆文字とパステルで気持ちを吐き出す

更に、筆文字とパステルを使うことで「言葉」以上の思いを表現することができます。

どんなに言葉を選んでも、どんなに説明しても、なんか伝えきれないなあと思う経験はありませんか。あるいは、言いたかったけど遠慮してすべては言えなかったという経験はないでしょうか。

私はあります。

言葉は伝達の道具として欠かせないものです。でも、どうもうまく表現できなかったり、言いにくくて飲み込んでしまったりすることがあるものです。

そんな言葉のもどかしさを、色や形がサポートしてくれます。

(探さない、見出す)

「誰がなんと言おうと、こう決めた!」という思いがあれば、力強い形、力強い色で。

「焦らず、慌てずいこう!」という思いがあれば、ゆるっとした形、優しい色で。

そうして、想いを言葉と形と色で表現できたとき、「気持ちを吐き出せた」という爽快感を味わうことができるのです。

『芸術は人生の必要無駄』

彫刻家であり教育者だった佐藤忠良さんという方が、こんな言葉を残しています。

「芸術は人生の必要無駄」
(中略)
私たちの生活は、事実を知るだけでは成り立ちません。好きだとかきらいだとか、美しいとかみにくいとか、ものに対して感ずる心があります。これは、だれもが同じに感ずるものではありません。しかし、こういった感ずる心は、人間が生きていくのにとても大切なものです。
(中略)
詩や絵に感動した心は、環境にふりまわされるのではなく、自主的に環境に対面できるようになるのです。 ものを変えることのできないものなど、役に立たないむだなものだと思っている人もいるでしょう。
ところが、この直接役に立たないものが、心のビタミンのようなもので、しらずしらずのうちに、私たちの心のなかで蓄積されて、感ずる心を育てるのです。
引用:佐川美術館


引用:佐川美術館

芸術がなくても生活にはなんの支障もありません。筆文字やパステルができなくても、なにも困りません。

でも、この「無駄」が感じる心を育て、自分を理解する時間を与え、自分を解放してくれます。筆文字とパステルにもそんな力と魅力があります。

私は、筆文字とパステルに出会ったことで、これまで無縁だった芸術の世界に触れることができました。そして、今はかなりの時間を芸術=必要無駄に使っています。

そのことで心が柔らかくなり、言葉だけでは出し切れなかった自分の思いを発散できるようになりました。

そうして心がほぐれたことで、辛かった過去の意味づけを変えたり、すべてをひっくるめた「自分」を受け入れることができるようになりました。

そして、「今の幸せ」や「未来への光」や「動き出す力」を感じられるようになりました。

さいごに

忙しい現代社会、忙しい毎日だからこそ、生活に「無駄」が必要です。心をマッサージする時間が必要です。

以下にあてはまると思う方は、ぜひ筆文字やパステルをやってみてください。そして、「人生の必要無駄」を感じてください。

・心がカチコチになってしまっている方。
・モヤモヤやストレスが溜まっている方。
・最近無駄な時間を過ごしていない方。
・自分の「好き」がわからなくなっている方。
・書道や絵に苦手意識がある方。

私は筆文字とパステルに救われたので、このことを何かに役立てることはできないかと考え「言葉のプレゼント~Words for you~」という活動をしています。筆文字とパステルで描いた言葉の作品をプレゼントする活動です。

活動開始の経緯と思いや過去の筆文字作品は、以下の記事に詳しく書いています。

「言葉のプレゼントがほしい!」という方は、以下からもリクエストできます。気軽にリクエストしてください。

言葉のプレゼントリクエスト

-50代の楽しみ

© 2022 アラフィフLABO Powered by AFFINGER5