ランドセルは6年間使っても結構きれいですよね。
我が家には娘が二人いるんですが、どちらもとってもきれいでした。
長女が小学校を卒業したとき、捨てるにはもったいないし取っておくのも邪魔だし…と悩んだんです。
それで、いろいろ調べてみたら寄付できることがわかり、長女のランドセルを寄付、その3年後には次女のランドセルも寄付しました。
私は「ジョイセフ」に寄付したんですが、ランドセルがアフガニスタンに到着した後で報告会も実施され、子どもたちも途上国のことや国際貢献に触れるよい経験になりました。
この記事では、ランドセルを実際に寄付した私が「ジョイセフ」をはじめ、ランドセルを寄付することのできる団体の費用や寄付の方法について詳しく紹介します。
この記事でわかること
・ランドセルが寄付できる団体
・寄付できる時期・方法・費用
・各団体の支援先(海外・国内)
・「ジョイセフ」に寄付した感想
目次
国際協力NGO ジョイセフ
ジョイセフは、女性のいのちと健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。
この団体では「思い出のランドセルギフト」という取り組みを行っています。
アフガニスタンの、特に教育の機会に恵まれない女の子に届けられます。
ランドセルを送った後には、梱包作業を一緒にしませんかというお誘いや、報告会+お茶会の開催などもあります。
コロナ禍でもオンライン報告会を開催するなど、寄付した後の対応も丁寧です。
ただ宅配便で送るというだけではなく、アフガニスタンの子どもたちに届けるんだ、そして本当に届いているんだという実感を得ることができますよ。
受付期間・方法・費用
受付期間
年間を通して寄付することができます。
方法
①寄付したいランドセルを準備します。
×宗教上の問題があるので、豚革のものは送れません。
×破損のひどいものは送れません。
〇未使用品であれば文房具(鉛筆、ノート、消しゴムなど)も送れます。
ココがおすすめ
ランドセルがなくても、文房具だけでも送れます。
詳細はこちら → 学用品を送る
②海外輸送経費1800円を振り込みます。
日本からアフガニスタンに送るには費用がかかるので、それを寄付する側が負担します。
③ランドセルを指定の場所に送ります。
指定倉庫(神奈川)に送ります。この時の送料も寄付する側が負担します。
費用
海外輸送費1800円+送料
どこから送るかによりますが、私の場合は東京→神奈川で、1000円程度でした。
実際に寄付をしてみて
ただ送るだけだと思っていたら、ジョイセフから「一緒に梱包作業をしませんか?」というボランティアの案内がありました。我が家は都合が合わず行けませんでしたが、たくさんの親子が集まったそうです。
報告会の案内もあったので、娘たちと参加してみました。アフガニスタンの様子と共に、ランドセルをもらっている子どもたちの様子を写真とともに見せてくださいました。
アフガニスタンからスタッフの方も来ておられて、直接お話も聞けました。
報告会の後でお茶会もあって、アフガニスタンのお菓子や紅茶もいただき、さらにアフガニスタンの少女たちの手作りだというビーズのネックレスもお土産にいいただきました。
株式会社 クラレ
クラレは、日本の大手合成繊維メーカーです。
国際貢献事業の一つとして「ランドセルは海を越えて」という取り組みを2004年から行っています。一つ目に紹介したジョイセフを通じてアフガニスタンの女の子にランドセルを届けています。
受付期間・方法・費用
受付期間
2021年1月10日(月・祝)~予定の個数が集まるまで
※例年、応募開始は1月第2月曜日
※申し込みはこちらから→クラレ応募の流れ
※すぐに応募総数に達するので、注意が必要です。
方法
①寄付したいランドセルを準備します。
×宗教上の問題があるので、豚革のものは送れません。
×破損のひどいものは送れません。
〇未使用品であれば文房具(鉛筆、ノート、消しゴムなど)も送れます。
②クラレのホームページから応募します。→応募フォーム
③ 受付確認メールが届きます。
④3月中旬に発送方法(送付先など)のお知らせが届きます。
⑤ランドセルを指定の場所に送ります。
※送料は寄付する側が負担します。
費用
送料のみ
国際社会支援推進会 ワールドギフト
ワールドギフトは、日本で不用になったものを海外や国内の必要としている団体や施設に届ける活動をしています。
ランドセルだけでなく古着やおもちゃ、靴などもいっしょに寄付できます。年中受け付けてくれますし、集荷に来てくれるので、手間がかかりません。
私は小さくなった子ども服や靴、おもちゃなどはいつもこの団体に寄付しています。
ここの良い点は寄付したものが現地に届いている様子がインスタグラムで見られることです。本当に寄付が現地に届いているのかと不安な団体もありますが、ここは安心です。
この投稿をInstagramで見る
受付期間・方法・費用
受付期間
年間を通して寄付することができます。
方法
①寄付したいランドセルを準備します。
〇豚革のものも可
〇文房具(鉛筆、ノート、消しゴムなど)も送れます。
〇衣類、日用品、おもちゃなども一緒に送れます。
寄付や再利用できるもの→こちら
〇常識的な範囲で使用可能なものなら可
×明らかに再利用・リサイクル出来ないほど傷んでいるものは送れません。
②申し込みフォームに必要事項を記入します。→こちら
※郵便局か佐川急便の集荷を選びます。
荷物が少ない場合は、郵便局がお得です。
③ 受付確認メール(振込先など)が届きます。
④集荷に来た宅配便業者に荷物を渡します。
費用
郵便局か佐川急便か、ランドセル以外に何を送るのかによって費用が違います。
もっとも安くて2,400円です。
詳細は②の申し込みフォームで確認してください。
実際に寄付してみて
いらなくなった古着や靴、おもちゃなどはいつもここに寄付しています。
特に、成長期の子どもの服や靴は半年に1回ぐらい買い替えるので、まだまだ使えるのにもったいないと思っていました。これまでワールドギフトに何度も送りましたが、すべて問題なく引き取ってくれました。
メルカリなどで売るにはちょっとくたびれているし、でも捨てるにはもったいないというものがあれば、ここに寄付するといいと思います。
箱の大きさによって費用が違いますが、古着やおもちゃも入れて箱いっぱいにして送ることができるので、まとめて送るようにしています。
ECO Trading
ECO Trading(エコトレーディング)は、不用品の文房具やランドンセルなどを寄付して国際社会貢献に繋げているアウトレットとリユースの会社です。
フィリピンやタイのリサイクルショップに販売、または寄付されます。また、日本国内で再販されたり、児童養護施設に寄付されたりもしています。
ランドセルだけでなく古着やおもちゃ、食器、オーディオ機器などもいっしょに送ることができます。
事前連絡をする必要がなく、箱に詰めて送るだけなので気軽です。
受付期間・方法・費用
受付期間
年間を通して送れます。
①ランドセルや送りたいものを箱に詰める。
送れるものは→こちら
②送る。
〒485-0072
愛知県小牧市元町2-181
エコトレーディング小牧店
電話:0568-74-7400
費用
送料のみ
まとめ
ランドセルを寄付できるところと、実際に寄付した感想をご紹介しました。
ランドセルを寄付することはただ不要になった物を手放すというだけでなく、世界に目を向ける良い機会にもなります。ぜひお子さんたちと一緒にランドセルの寄付の準備をしてみてください。
ただ捨ててしまうのは本当にもったいないランドセル。ぜひ国際貢献に役立てましょう。
国際貢献に関心のある人におすすめ
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参考海外ボランティアがわかる本|途上国の子どもに学ぶ一生懸命生きる意味
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