主婦の悩み

体験談|ブロック注射で腰椎椎間板ヘルニアが治った

腰痛

こんにちは。このページを開いたということは、あなたもヘルニア? 

辛いですよね。

私は椎間板ヘルニアになって、8か月間辛い思いをしました。

最初の6か月間は薬で、その後の2か月間はブロック注射と薬を併用して治療したのですが、ブロック注射を打ち出してからは2倍速で良くなり、治りました!

今では痛みは全くなく、薬も飲んでいません。

ブロック注射が怖くて、かつ高そうなので躊躇していたのですが、その時間がとてももったいなかったと思っています。

そこで、この記事では、ブロック注射はどんなものなのか、痛みはあるのか、高いのかなどの疑問に、私の体験談からお答えしていきます。

ここに書いていることはあくまで個人的な体験談と見解です。 医学的知識はまったくないので、詳細は必ず医師に相談・確認してください。

こんな人におすすめ

・ヘルニアで辛い思いをしている方

・ブロック注射が気になるけど不安な方

・ヘルニアが治った人の体験談を知りたい方


目次

ブロック注射とは

「ブロック注射」は「ペイン注射」とも呼ばれ、ペインクリニックで受けることができます(ブロック注射もペイン注射も正式名称ではないようです。使う人によって内容が違うようなので、詳しくは病院の先生に確認してください)。

「ペイン(pain)= 痛み」で、痛みを取ったり、緩和したりする方法です。

「じゃあ、麻酔?」 と思いますが(私もそう思っていましたが)、それだけではありません。

痛みを緩和するだけではなく、痛みの悪循環をブロックしてくれます。

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痛みの悪循環をブロックするとは

では、「痛みの悪循環」とは何でしょうか。

それは、以下の流れの繰り返しのことです。

①痛いところができると脳が「そこが痛いよ!」と神経に伝える。

②すると神経が興奮して、そのあたりの血管や筋肉が緊張する。

③血管や筋肉が緊張すると、血行が悪くなる。

④血行が悪くなると、そこに痛み物質が残ってしまいもっと痛くなる。

⑤「もっと痛いよ!」と脳に連絡がいく。

「ブロック注射」は、⑤から①への連絡、つまり「もっと痛いよ!」という連絡が脳に行かないように「ブロック」してくれます

すると、

①神経が興奮しなくなる。

②血管や筋肉も緩む。

③血行も良くなって、炎症を抑える薬が届きやすくなる。

このように、「ブロック注射」は、その場しのぎの痛み止め注射ではなく治療です!

私はここのところがよくわかっておらず、痛み止めの薬をもらっているから注射までする必要はない!と思い、治療を長引かせてしまいました。

ブロック注射は痛くて高いのか

私がブロック注射を避けていた理由は、二つ。

①痛そう
②高そう

これについてお答えします。

ブロック注射は痛いか

私は6回ブロック注射を打ちましたが、痛くなかったです。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、ブロック注射は背骨のところに打ちますが、打つ位置が特殊なので初回は不安でしたが、打ってみるとなんともありませんでした。

詳しくは「ブロック注射の流れ」で説明しますが、ブロック注射を打つための麻酔を打ってくれるからです。

1本目の麻酔はチクっとしますが、それはインフルエンザとか血液検査の注射程度の痛さ。

次に打つ「ブロック注射」の針は長~いんですが、麻酔が効いているので痛くありません。私の感覚では、背中を親指で軽く押してるのかなあという程度

ペインクリニックの先生も「もう終わったんですか?と聞く人もいるぐらい、痛くない。」とおっしゃっていましたが、確かにそうでした。

ブロック注射は高いか

もう一つ心配なのは、費用でした。特殊な治療っぽいので高額なのではないかと。

でも、実際は、思ったほど高くなかったです!

病院にもよると思いますが、私が行った病院では1回2,660円でした。ブロック注射を打つ位置によっても費用は違うようですが、高くても1回5,000円くらいらしいです。

ただ、ブロック注射は1回で終わりというわけではなく(終わる人もいるかもしれませんが)、何度か打ちながら治療していくので、費用は積み重なっていきます。

ブロック注射を打ちながら薬も飲むので、その費用もかかります。

しかし、薬だけで痛みに耐えていた6か月間と、薬とブロック注射を併用して倍速で回復した2か月間の費用を比べると大差はありませんでした。

比較すると以下のようになります。

薬だけで治療(6か月間) 薬とブロック注射の併用(2か月間)
3,600円(4種類の薬)✕6か月 3,600円(4種類の薬)✕2か月=7,200円

2,660円×6回(ブロック注射)=15,960円

合計 21,600円 合計 23,160円

ブロック注射は最初の1か月は週1回、2か月目は隔週で接種(医師との相談のもと)

なんといっても早く楽になってくれるのは本当にありがたかったです。痛いのは辛かったですから。

ブロック注射の流れ

私の場合はまず整形外科にかかりMRIで椎間板ヘルニアであることを確認し、整形外科からの紹介でブロック注射を打つことにしました(私の場合は同じ病院にペインクリニックがありました)。

以下は、毎回の流れです。

  • べッドに横になり、血圧を測定 ブロック注射を打つと血圧が下がることがあるので、毎回注射の前後に血圧を測ります。
  • 横向きに寝方を変えて背中を出し、打つ位置を医師がマーキング ペンみたいなものがチョンっと背中に当たりました。
  • マークの周辺を広範囲にアルコール消毒  長い針を入れることになるからでしょうか、入念に消毒してくれました。
  • 麻酔を注射 普通の注射くらいの痛さで、チクっとする程度です。
  • ブロック注射を打つ 背中を親指で数秒間押されている感覚です。毎回ではありませんが、押されていく感覚と一緒に腰から脚にかけての痛みがす~っと取れていきました。
  • あおむけの体制に戻り、30分間リラックス ブロック注射後は血圧が下がったり、ふらついたりするので30分の休息が必要だそうです。
  • もう一度血圧を測る 異常がなければ、ゆっくり起き上がって終了です。

 

ブロック注射の注意点

私はブロック注射で救われたので、個人的にはブロック注射はおすすめですが、いくつか知っておいたほうが注意点もあります。

①しびれがでることがある

ブロック注射は、身体の深いところまで打つ注射なので、稀にしびれを感じることがあります

私も1回だけですが、注射をしたとたんに舌がしびれてきて、目の前がふらふら揺れだしたことがありました。15分ぐらい横になっていると、徐々にしびれも揺れも取れていきましたが不安でした。

注射後に身体に変化が現れたらすぐに医師や看護師に伝えましょう。

先生によると注射液の回り方の違いによってしびれることがあるとのことでした。

②痛みは1回では取れない

初めてブロック注射を受けた時、辛い痛みから解放される!と期待していたのですが、そこまで劇的ではありませんでした。

「ブロック注射とは」でも説明したように、「痛みの悪循環」がブロックされて「好循環」になるまでには少し時間がかかります。

特に、私のように長い間痛みを我慢していた場合、根強い痛みは残ってしまいます。なので、1回で楽になると期待はしすぎないほうがいいです。

私も期待し過ぎていたので初回はがっかりでしたが、続けているうちにどんどん楽になっていったので、数回は続けたほうがいいと思います。

③自分で痛みを管理する

病院にもよるかもしれませんが、私が行っているペインクリニックでは、医師のから「次はいつ来てください。」とは言いません。

痛ければ毎日打ってもいいし、大丈夫そうなら隔週で打つなどしてもいいものなので、次にいつ打つかは自分で判断する必要があります。

「痛み」というのは本人にしかわかりませんし、同じ痛さでも、痛みに強い人・弱い人では感じ方が違います。なので、自分の痛みとよく相談して治療を進めていく必要があります。

看護師さんに言われたのは、痛みが強くなりすぎてからでは効果が出にくいということ。我慢し過ぎないことが大事だそうです。

腰痛

椎間板ヘルニアで絶対やってはいけないこと

私が痛みに耐えられずブロック注射を打とうと決めたのには、あるきっかけがあります。

それは、ソファで寝て再発してしまったことです。椎間板ヘルニアの人は、絶対やってはいけないことなので反面教師としてお読みください。

6か月間薬だけで治療して、7割ぐらいは痛みがなくなってきたかなあと思っていたある夜のこと。だいぶ調子がよくなって気が緩んでいたんだと思います。

少しお酒を飲んでソファに座り、テレビを見ていました。だんだん眠くなって、気づくとソファで寝てしまっていました。

そして、翌朝。

目覚ざめて座ると「ズッキーン!」と腰に衝撃が!

あわてて整形外科に行って話すと、「ソファはダメだよ!ふりだしにもどっちゃったね。」と言われてしまいました…。

布団やベッドと違ってソファは身体を支えてくれません。健康な状態でも腰に負担がかかるのに、椎間板ヘルニアの人はもってのほかだそうです。

絶対ソファでは寝ないでください!

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まとめ

痛くて高いのではないかと思っていたブロック注射を打って、ヘルニアが治った体験をご紹介しました。

ブロック注射を怖がりすぎる必要はありません。受けるのをためらって、痛みを我慢し続けている方は、ぜひ一度病院の先生と相談することをおすすめします。

一日も早く痛みとお別れできますように!

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